バイドゥ株式会社より削除申立がありました
2013年にあった日本語変換ソフト「Baidu IME」および「Shimeji」に関する過去の記事に対しバイドゥ株式会社より、名誉毀損、業務妨害に相当するとして 削除申立がありました。
申し立て理由については、表題、および記事中の一部の表現が申立者の信用を毀損するという旨の内容になります。
当時NHKがどのように報道したかというとこちら
中国製の日本語入力ソフト 入力情報を無断送信 NHKニュース
ここで当時をことを詳細に知りたい方は下記のサイトが参考になります。
Baidu IMEとSimejiの情報送信問題についてまとめてみた。 - piyolog
ところで、当時はまったく考えていなかったのですが、マイナンバー制度が開始されたこともあり、当時の振り返りや再調査をしていた所、ふと心配になることが浮かんできました。
BaiduIMEの利用ガイドライン、調査会社のレポートによるとクラウド変換機能利用時は全角入力モード時には、マイナンバーでもクレジットカード番号でもSIDと一緒に、バイドゥ社に送信されると読み取れます。同時に名前や生年月日などを変換する場合もありえるでしょう。
そういった場合にマイナンバーや特定個人情報などの漏洩となるではないかという事が懸念されます。さらに一旦収集されたデータの削除申請手続きも見当たりませんでした。
以上のことからマイナンバーを扱うすべての方、公務員、国家機密や企業秘密など秘密情報をあつかう方は、利用にあたっては十分に注意するべきでしょう。
経過説明については
・不用意な説明で言論の弾圧や強制されたような誤解をあたえる事はさけたいこと
・はてなで事例集等の検討をされていることから、そちらをお待ち頂くほうがより確実であること
などの理由から、一旦これらを削除いたします。