セキュリティソフトの更新方法の基本

セキュリティソフトの更新方法について、未だに良くわかっていない方が意外と多いようですので、初歩の初歩ですが注意点を含めて説明しようと思います。

 

複数のソフトをインストールしてはいけない
 入れ替えの瞬間も複数の製品が同時に存在してはいけません(つまり削除してから新しいものを入れる)
 例外としてオンラインバンクのセキュリティソフトは併用しても大丈夫な場合もあります。

期限が切れた瞬間に検知も駆除もしなくなる
 現在は期限が来ると動作が停止し、新規のウイルスだけでなく今までのウイルスに対しても、検知や駆除をしなくなります。

台数ではなく期間で計算される
 「3台分、1年間使える」という考えではなく、「1年の間、最大3台まで使用できる」(使用しなくても1年後にはすべて期限切れになる)

オンラインバンクには特別な配慮が必要
 オンラインバンクを利用するには、利用できるセキュリティソフト、設定、インストールしてはいけないアプリケーションなど考慮しないといけない点があります。

 

  1. まず新しいセキュリティソフトを準備します
    量販店でCD付きのものを購入した方はそれを、ネットからダウンロードする方は事前に必ずダウンロードしておきます。
    同じメーカーのセキュティソフトを更新する場合でも必ず最新版を用意する必要があります。まずは下記の中から選択してください(最初の一つや初心者には順序が上のものほど無難でおすすめです)
    ノートン
    ウイルスバスター
    カスペルスキー
    ESET
    マカフィー
    G DATA

  2. 旧いセキュリティソフトをアンインストールします
    同じメーカーのセキュリティソフトで更新する場合でも、最新版にするために一旦アンインストールします。このときに上書きすると致命的なトラブルになる場合があります。

  3. セキュリティソフトに関連する不要なものや衝突するものが残っていないか確認します
    具体的には以下のものが残っているのであればアンインストールします。
    ・i-フィルター(未契約の場合)
    ・Webroot スパイ スウィーパー(未契約の場合)
    Norton Online Backup(未契約の場合)
    McAfee Security Scan Plus
    Spybot - Search & Destroy
    ・Malwarebytes Anti-Malware
    Microsoft Security Essentials

  4. 用意してある最新のセキュリティソフトをインストールします。
    マニュアルを確認しながらインストールしてください。

  5. アクティベーションがされているか確認する
    アクティベーションとは認証して、ソフトを有効化する作業の事です。
    せっかくインストールしてもこれを実施しなければ動作してくれません。つまり”インストールはされているが、動いていない状態”です。通常シリアル番号等を入力して有効にする場合が多いですが、詳細はマニュアル等を確認して実施してください。

  6. 定義ファイルの更新を実施する
    インストールしただけでは最新にはなっていません。必ず手動で実施してください。

  7. パソコンを再起動する
    そのまま使用せずに、すぐ再起動をしてください。

  8. 再度定義ファイルの更新を実施する
    セキュリティソフトによっては一度目で最新にならないものがあります。
    念のため、再起動後にも実施してください。

  9. 設定を強化する
    基本的に初期設定は十分なセキュリティになっていません。
    例えば広告表示除去、迷惑メール選別、広告表示ソフト除去等、利用者が自分で有効にしないと働かない防御機能がありますので、確認してください。

  10. オンラインバンク用には特別な配慮が必要
    使用するセキュリティソフトはもちろん、インストールしてはいけないアプリケーション、設定など考慮するべき点が多々あります。この記事をお読みの時点では利用すべきではありませんので別途説明します。